スイスの料理で有名なのは、チーズ料理とジャガイモ料理です。
日本でも良く知られているチーズ料理の代表がチーズ・フォンデュですが、鍋にニンニクをこすり付けて香りを付け、チーズとワイン、好みでコショウなどを加えて火にかけます。
トロトロに溶けたチーズを、柄の長いフォークに刺したパンに付けながら食べます。
フォンデュはフランス語で「溶けた」という意味で、チーズのほかにもチョコレートを使った甘いものもあります。
ですがスイスの人がいつもチーズ・フォンデュを食べている訳ではありません。
どちらかと言えば、お客さんが来た時など、人数が集まった時に、ワイワイと話をしながら食べるのにピッタリの冬の料理なのです。
スイスの料理にはチーズのほかに、ジャガイモも良く使われます。
一般的なのはレシュティで、茹でたジャガイモを細切りにして、油をひいたフライパンで焼き色を付け、揚げタマネギやベーコン、チーズを加えて作ります。
またスイスは、ほかのヨーロッパ諸国に囲まれているため、料理にもそれらの国々の影響が表れていて、肉料理、魚料理、野菜料理など変化に富んでいます。
1日のメインの食事は、温かい昼食です。
夕食はあまり火を使わない軽い食事が中心で、パンとハム、チーズ、サラダ、冬はスープなどを添えます。
※ラクレットも代表的なチーズ料理です。
分厚いチーズを半分に切り、切り口を火で温めて溶かし、これを茹でたジャガイモに付けて食べます。
(チーズの切り口を火であぶる→溶けた部分をナイフでそぎ落とす→茹で上がったジャガイモにかけて、チーズが温かいうちに食べます)
ですがスイスでは、家族や友達と食事をする時は、会話が何よりのご馳走になると良く言います。