スイス 学校訪問②

スイスの公立の小学校の1クラスの人数は多くても25人位です。

地方によって差はありますが、外国人の比率は高いです。

またスイスの学校には落第制度があります。
ですが、その子のレベルに合ったクラスで勉強するためですから、少しも恥ずかしい事ではないのです。

エーグルの公立小学校などは、建物も立派で校庭も広いです。
グループで仲良く登校します。

自転車通学の上級生もいます。

※スイスの教育制度は、州によって大きく違っています。
義務教育は、基本的には小学校(6歳からの6年間)と中学校(12歳からの3年間)ですが、州によって、義務教育の合計が8年間だったり9年間だったりします。
また使用言語やカリキュラムなども違っています。
スイス全土として統一された教育制度がなく、日本の文部科学省のような存在もありません。

中学校の教育は多様な学校、コースに分かれており、大別すると普通高校と職業訓練学校があります。スイスでは、どんな資格を持っているかが就職を左右します。
そのため資格を取るために、実地に専門分野が学べる職業高等学校に進学する子供たちは多く、全体の80%近いと言います。さらに専門知識を学ぶ時は、高等専門学校へと進みます。

一方、高等学校に進学した子供たちは、卒業時に国家試験を受けます。
これに合格すると卒業証書を取得でき、同時に大学進学の資格となります。
(ィンターナショナル・バカロレアもこうした資格の1つです)

※ウスター市の小学校5年生の授業科目の例ですが、ドイツ語、フランス語、英語、算数、芸術、総合、会話、聖書などです。

ドイツ語、フランス語と英語、また芸術、算数を選択して学習します。

総合は社会、理科の総合科目で、芸術は音楽、図工、家庭工作です。