スイスの環境問題①

「自然を守る法律」

スイスは早い時期から環境保全問題に取り組んで来ました。
自分の国の自然を守るために、多くの保護法が出来ています。

例えば、森林を伐採する時は許可を取った上、伐採した後には新しい苗木を植えなくてはならないなど、スイスの自然は厳しく保護・管理されています。

環境問題の中でも特に難しいのが、大気汚染の問題です。
スイスでは、なるべく自動車を使わず自転車や鉄道を利用して、排気ガスから出る二酸化炭素や有害な物質を減らそうと努力しています。
スイスの二酸化炭素の排出量は、ヨーロッパで一番少ないのです。

しかし大気に国境がある訳ではないので、周りのヨーロッパの国々から二酸化炭素や汚染物質は入って来ます。
難しいのは、大気汚染は地球全体の問題であり、一国だけ頑張っても大気の汚染問題は解決しない、という点でしょう。