スイスの交通といえば、何といっても鉄道です!
スイスの鉄道は、窓から見える景色が最高です。
スイスはヨーロッパの中でも進んだ鉄道王国です。
スイス国内を走っている鉄道の長さは、九州の鉄道に比べて約2倍の、5000km以上にもなるのです。
特に国土の多くを占める険しい山を登る登山鉄道が13路線もあって、どの路線でも、窓からはスイスの素晴らしい自然が眺められるのです。
(スイスで4番目に高い山、マッターホルンを眺められる登山電車は、ゴルナーグラ-ト登山鉄道です)
「最高地点3454m」
スイスで一番高い所を走っている鉄道は「ユングフラウ鉄道」で、最高地点のユングフラウ駅は何と海抜3454mです。
駅に降りても、いきなり走ったりしてはいけません。
富士山くらいの標高があり、空気が薄いからです。
日本のJRで一番高い所を走る小海線の最高地点が、野辺山駅(長野県)近くの1375mです。
これと比べると、スイスの鉄道の高さが良く分かります。
「ラック鉄道」
ラック鉄道とは、2本のレールの間にもう1本歯車を引っ掛ける役目のレールを引き、列車の歯車を「そこ」に噛み合わせて、急な坂を登って行く列車の事です。
世界で一番急な斜面を登るピラトゥス鉄道は480パーミルです。
つまり、1000m走ると、標高が480m上がるほど急で、列車の座席なども階段状になっています。
(エーグル⇔レザン間の登山鉄道などはそうです)
ランドヴァッサー橋を走る氷河特急など、
「あんなに高い所を電車が走っていて、落っこちたりしないのかなぁ」と思ったものです。