スイス 学校訪問⑤

チューリッヒ日本人学校の特徴の1つは、小学1年生から英語とドイツ語を学習する事です。
ドイツ語を学ぶのはチューリッヒ州の決まりでもありますが、ドイツ語圏に住む子供達との国際理解にとても役立ちます。

2つ目は、地元の行事に積極的に参加する事です。
チューリッヒに住む色々な国の子供達が民族衣装を着てパレードする春祭りに、日本人学校も参加しました(馬車に乗って太鼓を演奏する、ハッピ姿の日本人学校の子供達もいました)

またチューリッヒのに日本人学校では、国際理解・現地理解教育の一環として校外学習を行っています。
1997年度の中学部は、スイスの特色の1つである「核シェルター」などの見学に行きました。

良く映画などで見ますが、スイスには実際にあるのです。
スイスは永世中立国ですが、核シェルターがあります。

ずっしりと重い扉で、普段は倉庫として使っていますが、空気循環装置などが整っています。

※スイスでは、1959年核シェルターの設置が法律で決められました。
2度の世界大戦の経験から、国民を保護する必要がある時に、自衛の目的で使用するためです。

スイスでは、戦争や災害の時、自分達の手で自分達を守るという考えが基本にあるために、こうした施設が設けられました。
核シェルターは、各地区ごとに地区住民を収容出来るだけあり、定員になった状態で1か月生活出来るようになっているそうです。