スイスのスポーツ

(スイス相撲)

いつからかはハッキリしないのですが、昔から伝わっていて、スイスの各地で行われています。
ちゃんとした競技になっていて、3年に一度の大会では、みんな真剣です。

ルールは簡単で、相手を押し倒して、地面に背中を付けさせたら勝ちです。
短い麻のズボンを履いて、お互い試合が終わるまで、それを離してはいけないのです。

日本の相撲とそっくりです。


(伝統的なスポーツ)

アルプスの山々を頂くスイスでは、人々は古くからスキーに親しんで来ました。
今では、スイス全体で200か所以上のスキー場があるといいます。

そのほかには、旗を飛ばして、落ちて来るところを小さな枝で受け止める旗投げや、台の上に置いた円盤をバットで打ち、別の人がそれをキャッチするものなど、ユニークなスポーツも多いです。

面白いのは、これらのスポーツが必ず音楽と一緒になっている事です。
賑やかに行われるスポーツは、スポーツというよりお祭りに近いです。


(サッカー)

ほかのヨーロッパ諸国と同じように、スイスでもサッカーは盛んで、人気があります。

スイスのサッカーの歴史は古く、国内一部リーグ所属のチームのほとんどが、20世紀初めまでに創立されています。

ヨーロッパ全体からすると、リーグのレベルは高くありませんが、スイス代表チームが、1994年にはアメリカ・ワールドカップに、1996年にはヨーロッパ選手権に出場した事もあります。

ドイツやイタリアのリーグで活躍する選手も輩出しています。


(K-1)

K-1のKは、空手、カンフー、キックボクシングなど、立って行う競技や、格闘技そのものの頭文字Kから取ったものです。

K-1は、立ち技格闘技のナンバー1の選手を決める、日本で生まれた国際大会の事です。

アンディ・フグはスイスが誇る格闘家で、多くの人が、負けても決して諦めず戦い続けるその姿に惹きつけられました。

1993年から日本の正道会館に所属し、修行をしていましたが、2000年8月24日、病気のため、若くしてこの世を去りました。