「EU(欧州連合)に加盟していないスイス」
1815年永世中立国に承認され、その後、ヨーロッパ国家間の勢力のバランスを保つ上で重要な役割を果たして来たスイスですが、今まさに大きな岐路に立たされています。
つまりEUに参加するか、しないかという問題に直面しているのです。
EUに参加せずに自立の道を推し進めれば、経済的に、貿易・通貨の問題を含め、現在のヨーロッパから孤立する事になると言われています。
EUへの参加についての是非を問う国民投票はまだ実施されていないようですが、1992年12月に行われたEEA(Europe Economic Area=ヨーロッパ経済区域)への参加投票で、国民の意見が真っ二つに割れるという事がありました。
結果的には小差で不参加という結論に達した国民投票ではありましたが、この投票はEU参加に対するこ国民の声であったとも言われています。
はたして、今後もスイスはEUへ参加せず、独自の道を歩き続けられるのでしょうか?