アルプスと平和の国③ 永世中立国スイスの歴史

スイスは、もともと小さな州(カントン)を政治単位にしています。

そのうちのウリ、シュヴィッツ、ウンターヴァルテンの3つの州が連合し、ヨーロッパの名門王家だったハプスブルク家に戦争をしかけた事から、独立戦争が始まりました。

そして15世紀末に独立し、1648年に国際的に承認され、1815年のウィ-ン会議で永世中立が認められました。

スイスは、第一次世界大戦後に出来た国際連盟に加盟しましたが、中立を掲げながら多くの国際問題に対応する事は難しく、第二次世界大戦後、新しく出来た国際連合には、すぐには加盟しませんでした。

2002年に国際連合に加盟したものの、EU(欧州連合)やNATO(北大西洋条約機構)には加盟せず、通貨のユーロも導入していません。