アルプスと平和の国⑭

私がスイスという国に興味、関心を持つようになってから、約30年が経ちます。
30年前のスイスと、現在のスイスでは、観光客も増えて、だいぶ違うようです。

小さな国ですが、毎年たくさんの観光客が訪れ、たくさんの国際機関があり、不思議な国だと思います。
歴史的、文化的背景から、公用語がドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語と、4つの言語が使用されています。

観光客の数は、スイスの人口と同じ位の数が観光に来るという事ですから、それだけ魅力があるのだと思います。
観光業が経済の多くを占める「観光の国」ですが、やはり自然が美しいという事が大きいのかもしれません。

雪と氷河のアルプス、山の麓の牧草地や森、草原に咲き乱れる花々、放牧の牛や羊がカウベルを鳴らし、美しい湖や川、清潔な街や村、建築物、民族、古い歴史や伝統。

ハイキングやウィンタースポーツが盛んで、鉄道を始め交通機関も正確で、人気があるようです。
色とりどりの高山植物、温泉も数多くあるようです。
高山植物と言えば、スイスの国花、エーデルワイスは、とても美しい花です。
「アルプスの星」とも呼ばれ、和名は「ウスユキソウ」で、気品があって高貴な感じがします。

旧市街、修道院、地域であったり、ブドウ畑であったり、山であったり、世界遺産もあります。

スイス料理もとても美味しいです。
特産品も数多くあります。
スイスのチーズ、チョコレートはとても美味しいでしょう。
スイスワインも人気で、スイス国内では消費量が追い付かず、海外から輸入しているようです。

時計、刺繍、木工製品、アーミーナイフ、オルゴールなども人気が高いです。

ホテルもよく整備されていて、清潔で快適です。

スイスと言えば、アルプスの少女ハイジが有名です。
お話の舞台となったマイエンフェルトには、原作者のヨハンナ・シュピーリを記念して作られた、「ハイジの泉」があります。毎年8月12日は「ハイジの日」です。

私の知り合いで、スイスがとても好きで、ハイキングだったり、スキーだったり、春夏秋冬と、毎年、それも何度も行かれている方がいます。

2012年8月1日は、ユングフラウ鉄道全線開通100周年という記念すべき日です。

今年2014年は、日本とスイスが国交を樹立して、150年になる年です。
国交樹立150周年を記念して、様々なイベント、催し物が行われています。

また来年2015年は、マッターホルンの初登攀から150周年だそうです。

小さな国に宝石のような魅力が、たくさん詰まっているのかもしれません。
永世中立国スイスは、アルプスと平和の国です。
何度行っても、また行きたくなる、そんな魅力があるのだと思います。